■BricsCAD V19.2 PDF トレース
紙図面をトレースするときに PDFATTACH を使いますが、BricsCAD V19.2 だと非常に見にくい。トレースする気になりません。

「PDF 参照」のプロパティー、「背景色を描画」を「いいえ」、「モノクロ」を「はい」、「コントラスト」を適当(0で背景が白)に調整すると、紙図面と同じような表示になります。
図形スナップをオフ。線の太さをオン。赤色で修正箇所を記入してそのまま修正図面として使えそうです。
PDF が傾いているときは、必要な範囲をズーム。BMPOUT でビットマップファイルに保存。
それをペイントで読み込み。モノクロビットマップで保存。それを「イメージ参照」で読み込み。回転、尺度を変更します。

面倒ですが、事前に PDF ビュアーで必要な範囲を画面一杯に表示。これをキャプチャ。
ペイントを起動してペースト。モノクロビットマップで保存。
または、上の図のように PDFATTATCH した画面を BMPOUT。これをペイントで読み込んでモノクロビットマップで保存。
BricsCAD で IMAGEATTATCH (ラスターイメージ参照)でモノクロビットマップを参照すると、画質は劣化しますが下の画像のようになります。
画像の回転、拡大縮小は自在。画像が前面にならないため、トレースしやすいです。
図形スナップをオフ、線の太さをオンにして、水色でトレースすると見やすいです。

同じように、事前に PDF ビュアーで必要な範囲を画面一杯に表示。これをキャプチャ。ペイントを起動してペースト。
または、BricsCAD で BMPOUT。これをペイントで読み込み。
画像の上でマウス右クリック。ポップアップメニューから「色の反転」を選択。
この画像を BricsCAD にペースト。最近の CAD で PDFATTATCH したようになります。
OLE フレームとして張り付くので、回転はできませんが、拡大縮小は可能なので尺度合わせはできます。
画像が前面になるときがあり、トレースしにくいです。

2024.03.08 f.izawa